コーヒーとのんびりライフ

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【じゃがいもの皮】マグカップの茶渋取り。つけおき時間は不要【セスキ炭酸ソーダ】

前回書いたお掃除系の記事、はてなブログさんに紹介していただいたおかげでたくさんの方に読んでいただきました。本当にありがとうございます。

 

 

このブログでは、大好きなコーヒーのことをはじめ、生活をのんびりと気持ちよく楽しむ情報について発信しています。ゆるく気楽にお楽しみいただければ幸いです。

 

前回の記事をきっかけに、お掃除にまつわることで内心気になっていたことに取り組みました。

それは、マグカップの茶渋(コーヒー渋)です。

 

今回の記事では、次のような疑問にお答えしていきます。

 

マグカップの茶渋(コーヒー渋)を簡単に取りたい

じゃがいもの皮で茶渋がとれるって本当?

セスキ炭酸ソーダで茶渋が取れる?どれくらいの時間置けばいいの?

・茶渋って結局なに?

 

目次

 

マグカップの茶渋を取る方法。じゃがいもの皮とセスキ炭酸ソーダで実験

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今回は、マグカップにこびりついた茶渋をきれいにする実験を行っていきたいと思います。

これが、恥ずかしながら茶渋の蓄積したマグカップです。

 

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相当汚れています…。これはどうにかしなければならん…。

 

 

実験1.じゃがいもの皮~おばあちゃんの知恵袋を検証

じつは子供の頃、「茶渋はじゃがいもの皮でキレイに取れる」というおばあちゃんの知恵袋を何かで読んだことがあり、一度実行してみたいと思っていました。

捨ててしまうものを利用する、とってもエコな方法。成功すれば価値ある情報になると思います。

 

剥いたじゃがいもの皮をマグカップ内部に貼りつけ、密着させるためラップをしました。

 

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3時間経過後

そっと剥がして様子をみたところ、特に変化がありませんでした。

 

6時間経過後

じゃがいもの皮を取り外した時点では、やはり目立った変化がありませんでした。流水とスポンジでこすり洗いしたところ、

 

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多少茶渋が落ちたものの、まだまだ汚いです。

 

 実験結果

じゃがいもの皮をマグカップの茶渋に貼りつけても、あまり汚れは落ちなかった。

 

 

 

実験2.セスキ炭酸ソーダ~つけおき時間はどのくらい必要?

 続いて、マグカップ熱湯を注いでからセスキ炭酸ソーダアルカリウォッシュ)小さじ1を加え、つけおきのため放置しました。マグカップの水量は約100mlです。

 

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1時間経過後

冷めたお湯をいったん捨ててスポンジでこすり洗いしてみましたが、ほぼ変化が見られず。

 

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さらに長時間放置することを考えましたが、突然「まずセスキをつけてそのまま熱湯でこすってみればいいのでは?」と思い立ち、

同じくセスキ炭酸ソーダ小さじ1に熱湯を少々加えて溶かし、すぐにスポンジでこすってみました。

 

すると…

 

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嘘のようにきれいになりました!

 

結果

セスキ炭酸ソーダに少量の熱湯を加えてスポンジでこすると、きれいに茶渋が落ちた!

 

 

マグカップの茶渋汚れが落ちた理由を考察

今回の実験からどのようなことがいえるのか、考えてみました。

 

そもそも茶渋とは?原因となる成分は?

茶渋の成分は次のように考えられています。

 

水に含まれる金属イオン(カルシウムなど)

 +

お茶に含まれるポリフェノール(緑茶=カテキン、コーヒー=クロロゲン酸など)

 ↓ 結びつく

茶渋(水に溶けにくい着色汚れ)

 

最近の研究では、実は茶渋の主成分は水道水に含まれるシュウ酸カルシウムである…という論文も発表されていますが、それを否定する言説もあるようです。

 

(参考にさせていただいたページ) 

http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000172025.pdf

http://wandam.sakura.ne.jp/korekushon/123chasibu.html

 

 

セスキ炭酸ソーダで茶渋汚れが落ちる理由は単純

セスキ炭酸ソーダで茶渋が落とせた理由は、茶渋は酸性であるため、反対の性質であるアルカリ性セスキ炭酸ソーダ中和して汚れを落としやすくした、という非常にシンプルな理由です。

 

 

 

じゃがいもの皮の洗浄効果とは

じゃがいもの皮にはサポニンという成分が含まれており、このサポニンは食器用洗剤に使われる界面活性剤と近い作用を持ちます。

そのため確かに洗浄作用はあるものの、その効果は食器用洗剤未満で、特に茶渋を落とすような相性のいい成分が含まれているというわけではなかったようです。

 

じゃがいもの名誉のために書いておくと、ガラスコップやキッチンシンク、鏡など表面にツヤがある素材をじゃがいもの皮でみがくと、特に効果を発揮しピカピカになるそうです。

 

 

食器のつけおき洗いについて(仮説)

1時間つけおきしておいたセスキ炭酸ソーダよりも、すぐにこすったセスキ炭酸ソーダの方が効果を発揮してくれました。

 

ここからは私の仮説になります。

 

・お湯の温度が高いうちに汚れをはがした方が効果が高い→1時間後には冷めた水になっていたため、効果が薄れてしまった?

・食器のつけおき(成分の浸透)時間を増やしても、効果が格段に上がるわけではない

 

食器のつけおき洗浄は、食器用洗剤やハイター類の使い方どおり、ある程度の効果があるのでしょうが、6時間も7時間もつけおいたり、半日より1日つけこんだ方がいいとか、そういうものではなさそうです。

 

個人的には、「つけおき」を洋服の洗濯と混同して考えていました。奥の奥まで微細に入り組んでいる繊維と違って、食器にはそれほどつけこむ効果は期待できないのではないか?と思います。

 

 

まとめ

・茶渋汚れは、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯でさっと落ちた

・つけおき時間をかける必要はない。すぐにこすればOK

普段から汚れを放置せず、さっと洗うのが一番!

 

…という結論となりました。

 

もしも私と同じように、マグカップに茶渋が付着してしまっていても大丈夫。洗うついでにさっと落とせますから、すぐにやってみてくださいね!

気持ちの良いコーヒーカップで、素敵な時間を過ごしましょう!