今回は、先日紹介した「珈琲問屋」通販のコーヒー豆レビュー編です。
「珈琲問屋」でズバリおすすめの商品は何か?をレベル別に紹介した前回の記事はこちら。
過去記事:珈琲問屋おすすめの買い方3つ。コーヒー豆も、レアなコーヒー用品も - コーヒーとのんびりライフ
この記事ではさらにコーヒー豆の話に絞って、実際に購入したレビューをしていきます。
具体的にはこんな人におすすめの記事です。
こういった疑問に回答していきます!
目次
- とにかく安い珈琲問屋。品質や欠点豆についてレビューします
- 珈琲問屋からこんな風に届きました
- 珈琲問屋のコーヒー豆の鮮度は?
- 品質チェック!欠点豆をハンドピックしてみた
- 欠点豆も、珈琲問屋の安さの理由
- 【レビュー】コーヒー豆、実際に飲んだ感想
- コスパを検証!やっぱり安い
- 結論。珈琲問屋はこんな人におすすめです
- 関連記事
とにかく安い珈琲問屋。品質や欠点豆についてレビューします
珈琲問屋では特価コーヒー豆のインパクトが強く、安さが売り=品質が悪いのでは?と心配している方も多いかもしれません。
この記事では実際に珈琲問屋を利用してみた結果、コーヒー豆の品質、欠点豆がどれくらいあるのかを検証し、レポートしていきます。
珈琲問屋からこんな風に届きました
注文から2日後にヤマト運輸で届きました。中に緩衝剤も入っていて、隙間なく梱包されています。
今回はコーヒー豆だけでなくコーヒーグッズやお菓子も注文したので、開封するのはワクワクしました。
A3フルカラーで両面刷りのチラシも同梱されています。月末に注文したためか、翌月分も入っていました。次回のセール商品も早めにわかったので嬉しかったです。
珈琲問屋のコーヒー豆の鮮度は?
珈琲問屋のコーヒー豆は、注文後に焙煎し、当日発送しているとのこと。いつでも新鮮な豆が受け取れます。
パッケージを見ると、この通り焙煎日がきっちりと印刷されているので、信頼度が高いです。
品質チェック!欠点豆をハンドピックしてみた
「珈琲問屋では欠点豆がけっこう入っている」という評判を耳にしたので、欠点豆を手作業で取り除く「ハンドピック」の作業を行ってみました。
欠点豆とは…
コーヒーの風味を損なう原因となる不良豆のこと。未熟豆、欠け豆、潰れ豆、虫食い豆など。
おいしいコーヒーを味わうためには、ハンドピックで取り除くことが理想的。
こちらが、ハンドピックをし、欠点豆を取り除いた良好な豆。
こちらが、欠点豆です。
よく見ると、色が薄い(焙煎度が浅い)もの、小さい(未熟)もの、穴が空いているものが分かると思います。
ピックアップしたものがこちらです。
「迷ったら取り除く」という姿勢で、厳しめに判定したつもりです。(プロの方が見たら全然なっていないかもしれませんが…)
欠点豆とはいっても、取り除くことを前提に「色が薄い」「大きさが小さい」のを理由に弾いたものがほとんどで、明らかに欠点=割れ豆だとした豆は4個だけでした。
正直、量的にはさほど気にしなくてもいいレベルではないかな、と感じました。
もともと欠点豆があるとは聞いていたので、以前スーパーで購入したコーヒー豆で経験した、空洞があったり割れているものがゴロゴロ…というレベルなのかもと覚悟していましたが、そんなふうにガッカリすることはありませんでした。
具体的な量については、後半で表にまとめています。
欠点豆も、珈琲問屋の安さの理由
実は、公式サイトの「よくあるご質問」の中に「ハンドピックは行っていますか?」という質問があります。
“異物選別除去の機械を通してはおりますが、ハンドピックは行っておりません。
生産国・銘柄による一定の規格そのままでご提供させていただいております。コスト増による値上げを避けるため、ご理解いただきますようお願い申し上げます。”
あえてハンドピック工程を省くことで、人件費カットを行っているものと思われます。
クオリティの高いスペシャルティコーヒーだけを扱うコーヒー専門店では、丁寧にハンドピックが行われていることが多いです。色々なコーヒー豆が手に入りやすい現在、欠点豆がある=品質にこだわっていない店なのでは?という感じを受けてしまうかもしれません。
ですが、実際にハンドピック作業をしてみるとけっこう時間を使うので、そのぶんの時間(生産地やお店のプロによる作業、焙煎前と焙煎後の二重チェック等々…)を浮かせることを想像すると、コストを省けるのも納得できました。
また、次のような記載もあります。
“当店では産地ごとに複数、銘柄の取り扱いがございます。
銘柄にはグレード(一定規格)があり、それに基づき生産国にて袋詰めしていますので、ハンドピックしてしまいますと規格の異なるコーヒーとなってしまいます。”
つまり、本記事自体を否定することになりかねませんが(笑)、欠点豆の量は生産地・グレードによって異なるので一律に「欠点豆は大体○割くらい入っている」とは言えないことになります。
珈琲問屋はスペシャルティコーヒーやCOE(カップ・オブ・エクセレンス)の入賞豆からお求めやすいコーヒーまで取り扱う幅の広さが魅力。
けして、コーヒー豆の品質を無視しているわけではないんですね。
【レビュー】コーヒー豆、実際に飲んだ感想
ここでようやくですが、購入したコーヒーを飲んだ感想です。
マンデリン(ミディアムロースト)
中煎り・もっとも標準的な焙煎のものを飲みました。
一般的にマンデリンは、酸味は少なく、苦味・コクの強いコーヒーといわれています。
その事前情報なく、ハリオのV60でペーパードリップしたところ、ナッツっぽい香り・酸味が口いっぱいにひろがり、苦味は一切ありませんでした。
なんてフルーティーな味♪
しかしマンデリンのレビューを読んでみると、苦味が好まれている模様…
何か致命的に間違えたのでは…と思い、フレンチプレスで抽出。
すると、一口飲んだだけで別もの。
どっしりとした苦味を感じ、飲みごたえというか、重厚感、存在感があります。濃いコクがあり、かつ先程も感じたチェリーっぽい酸味が感じられました。
この苦味を出してあげないと、もったいないということですね。
じっくりと抽出してしっかり苦味を出すか、ミディアムよりも深い焙煎(ハイロースト以上)をセレクトするといいかもしれません。
このあたりを推測しながら実験していけるのが、珈琲問屋の魅力のひとつではないでしょうか。
スーパーマンデリン(ミディアムロースト)
マンデリンよりも少し大ぶりの豆が入っていました。マンデリンとの違いは…花のような香りと甘みがより強く、とろみも感じました。
どちらのコーヒーも、冷めてもおいしさが続くことには感動しました!
コスパを検証!やっぱり安い
珈琲問屋での注文には気をつけるべきポイントがあります。
それは、コーヒー豆を生豆時(焙煎する前)の重量で販売しているため、焙煎すると重量が1割程度減少すること。
プラス、前に書いた欠点豆を取り除くことを考慮するとコスパはどうなのか?まとめてみました。
欠点豆についてはすでに書いたとおり、グレードによって違いがあるというのが答えなのですが、あくまでも今回私が購入したコーヒー豆について表にまとめるとこんな感じです。
生豆時 (注文した重量) |
焙煎後 | 欠点豆 |
飲める豆の重量 |
飲める豆の比率 |
|
マンデリンG1 | 200g | 168g | 13g | 155g | 77.5% |
スーパー マンデリン |
100g | 84g | 5g | 79g | 79.0% |
そして、購入時の重量ではなく、焙煎されて欠点豆も取り除いた後、手元に残る「飲める豆の重量」の価格は以下のようになりました。
2つの豆の差が、かなり開いてしまいました。
特価豆だったマンデリンは文句なしに安すぎるレベル!味も充分満足だったので、とにかくコスパ良すぎです。
スーパーマンデリンは、スペシャルティコーヒーでお安めくらいの価格帯でしょうか。今回100gしか購入していないので(多く購入するほど安くなります)、少しまとめて買った方がいいかもしれません。
結論。珈琲問屋はこんな人におすすめです
今回のまとめです。
・珈琲問屋の豆には欠点豆あり
・欠点豆の比率は商品によって異なる(さまざまなグレードあり)
・コストカットのため、あえてそのまま出荷している
そして、珈琲問屋のコーヒー豆通販をおすすめしたいのはこんな人です!
・ハンドピックが苦にならない or 多少の欠点豆など気にしない
・色々な種類のコーヒー豆を試したい
・お得さ重視
・コーヒーの勉強をしたい
当たり外れも含めて楽しめる人や、実験感覚でじっくり自分好みの味を試行錯誤していくことが好きな人に向いているかなと思います!
逆に、あまりおすすめしないのはこんな人です。
・確実においしいものが飲みたい
・買うからには、絶対損はしたくない
・「こんな味が飲みたい」とはっきりしたイメージがある
こういった方にはスペシャルティコーヒーのお店がおすすめです。よかったらこのブログの過去記事も参考にしてみてください。
私はといえば、もう少し珈琲問屋さんに色々お世話になろうと思います!
特価品のコーヒー豆の種類は毎月変わるので、こまめにチェックしてみてください。
一緒に楽しんでいきましょう。それではまた!
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