モカマタリNo.9の味の特徴は? カフェモカと関係はある?
先日、ラッキーなことに「モカマタリ No.9」のコーヒー豆を廉価で手に入れました。
今回はモカマタリの生産地や一般的な味の特徴、実際に飲んだ感想などについてお送りしていきます。
モカマタリとは?
モカマタリとは、イエメン産のアラビカコーヒーのことです。
本来はイエメン産の中でも、特にバニーマタル地区で生産されるコーヒーをモカマタリと呼んでいました。
「モカ」はかつてコーヒーを出港していたイエメンの港の名前、「マタリ」は「バニーマタル」の「マタル」が転じたものだそうです。
しかし現在は、全日本コーヒー公正取引協議会によって「イエメン産のアラビカコーヒー全般をモカマタリと呼んでよい」ということが決められています。
そのため、バニーマタル地区で生産されたモカマタリを他と区別してゴールデンマタリと呼ぶこともあるようです。
モカマタリ No.9の豆はこんな感じです
今回手に入れたモカマタリの「No.9」はかなり高ランクのもの。
欠点豆の混入量によってNo.9→No.8.No,7→…とグレード分けされていて、No.9の上には最高級のアールマッカというものがあります。
No.9の豆はこんな感じです。
中深煎りでかなりツヤツヤしています。
モカマタリは豆のサイズにバラツキがあるそうですが、グレードが高いということで悪い感じはありません。
モカマタリ No.9、飲んでみた感想
一般的なモカマタリの特徴はこんな風に言われています。
- 華やかな香り
- 甘みがある
- さわやかな酸味
- ワインのようなフレーバー
- 独特さがある
今回は、中深煎りのものをコーヒープレス、90℃で抽出しました。
実際に飲んでみた感想は…
コク深~。
ダークチョコレートのような深みを感じます。
少し温度が下がると、フルーティーさを強く感じました。
中深煎りなのにこんなにフルーティーなのがすごい。
舌の上にかなり長く余韻が続きました。
木で言うなら、「漆」のような濃密な味わい。
なぜ木で例えた?
独特さがあるというのもわかる気がします。
時間なら深夜、深く思考を巡らせるのに似合いそう。
コーヒーオイルまでおいしくいただきました。
まずは、ブラックがおすすめです。
色々なモカのこと
実際にダークチョコレートのような風味を感じたモカマタリですが、「カフェモカ」とかチョコレート風味のドリンクのことを「モカ」と呼んだりしますよね。
これは、コーヒーのモカに味を似せてチョコレートドリンクを作ったから…という説があるようです。
それほどモカ(コーヒー豆)にチョコレート感があるのは特徴的なんですね。
前述したようにモカは港の名前なので、そこから出港されたモカがつくコーヒー豆は色々とあります。
モカシダモ、モカハラー、モカイルガチェフェ、モカアビシニアなどなど…。
飲んだらまたレビューしていきますね。
それではまた!