「普段のコーヒー豆」が「3%の希少豆」になるピーベリー。味の違いは?
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今回は、レアなコーヒー豆「ピーベリー」についてお送りしていきます。
希少といわれる「ピーベリー」ですが、じつは普段のコーヒー豆のなかにも入っているんですよ!
こんなことについて書いていきます!
目次
- ピーベリーとは?通常のコーヒー豆との違い
- ピーベリーができる原因と一般的な説
- ピーベリー、実際に飲んでみた!フラットビーンと味の違いは?
- ピーベリーの希少価値
- コーヒー豆からピーベリーを見つけると、ちょっとうれしい
ピーベリーとは?通常のコーヒー豆との違い
ピーベリーは英語で書くとPeaberry。“pea”は“エンドウ豆”という意味ですが、エンドウ豆のようにころっと丸いコーヒー豆のことをピーベリーと呼んでいます。
通常のコーヒー豆は、よく見ると平らな部分がある半円形をしていますよね。
これはコーヒー豆の元になる種子が、コーヒーチェリーというコーヒーの実(果実)の中に、向き合うような格好で“2個1組”で入っているからです。
基本的にひとつの果実から2個の種子が取れるわけですが、まれにひとつの果実に丸い種子1個だけが入っていることがあります。
これが「ピーベリー」と呼ばれるものです。
ピーベリーができる原因と一般的な説
昔はコーヒーの木の枝の先端にできる果実からピーベリーがとれると言われていたそうですが、実際のところははっきりしないようです。
できる過程では、発育不良や、2個のうち片方の豆が死んでしまったものと考えられています。
不思議なのはこのピーベリー、コーヒー豆のあらゆる品種・産地において必ず3~5%の割合で発生するということ。なんだか生命の神秘を感じます。
ピーベリーは2個に分かれる栄養素を1個で吸収しているため、フラットビーン(平豆。ピーベリーではない通常の豆)より風味が豊かといわれています。
ピーベリー、実際に飲んでみた!フラットビーンと味の違いは?
さて、ピーベリー(丸豆)とフラットビーン(平豆)で本当に味の違いがあるのか、実際に確かめてみたいと思います!
といっても、特別なコーヒー豆を購入したわけではありません。ピーベリーは普段のコーヒー生活で楽しむことができます。
先日購入し、ハンドピックしたコーヒー豆。
この時に、ピーベリーも一緒に仕分けていたのです。(ハンドピック検証ではピーベリーは欠点豆ではなく、良豆としてカウントしています)
特に「スーパーマンデリン」のピーベリーの割合は多く、84g中11gも見つかりました。
この一杯分のピーベリーと、その他の豆を同じ条件で飲んでみました。
その結果は…
うーん…正直に言って、あまり違いを感じない!
ピーベリーの方がコクがあって舌に残る感じがある気がしないでもない…と言った感じです!
明らかに違う!という印象はなく、抽出の加減の誤差、くらいに感じました。
ピーベリーの希少価値
ピーベリーだけを集めて「○○ ピーベリー」といった形で、ちょっとお高め価格で販売されていることがあります。
とれる割合が全体の3~5%と希少であること、ピーベリーだけを仕分ける作業が生じることから高値がつくことは当然ですが、風味が特別に異なるかどうかは少し疑問もあります。
形が丸いため、平豆に比べて焙煎の熱がまわりやすいという利点はあるようです。
コーヒー豆からピーベリーを見つけると、ちょっとうれしい
ピーベリーは3~5%の割合で、コーヒー豆のどの品種でも必ず発生します。なので、普段買っているコーヒー豆にも、もともとは含まれていたはずです。
とはいえ、味のブレを起こさないため、生産地で取り除かれたり、お店やメーカーで取り除かれたりして、手元に届くコーヒーの袋には入っていないことも多いです。
コーヒーを豆で購入されている方は、封を開けたとき、ちょっと念入りに見てみてください。ピーベリーだけを仕分けて飲んでみると、新たな発見があるかも。
なにより、見つけるとちょっとうれしくて、ますますコーヒーに親しみがわきますよ。
本日はこのあたりで。
素敵なコーヒーライフを♪