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ハリオ カフェオールドリッパー02のレビュー&比較。ステンレスでエコ

ハリオの「カフェオールドリッパー02」は、ステンレスメッシュ素材で本体さえあればペーパーフィルターが不要な嬉しい商品。実際に使ったレビューや、超メジャー商品「カリタ コーヒードリッパー 101-D」との比較をお届けしていきます!

 

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目次

 

結論! ハリオ カフェオールドリッパー02はこんな商品

ずばり、「ハリオ カフェオールドリッパー02」は、

「コーヒーの世界を広げてくれる、初心者~中級者向け商品」

「お手入れがちょっと面倒」

です。詳しくは、飲み比べをしながら解説していきます。

 

ハリオ カフェオールドリッパー02の商品情報

私はカリタのコーヒードリッパーを数年来メインとしてほぼ毎日使っています。

カリタのドリッパーは「日本で最も普及しているドリッパー」ともいわれる、スタンダード中のスタンダード商品です。

 

・プラスチック製

・1~2杯用

・ペーパーフィルターが必要

 

一方、「ハリオ カフェオール」はハリオの代名詞ともいわれるドリッパーV60のペーパーレス版といった形で、こんな選択肢もあるよね……といった位置づけでしょうか。量販店などでも通常のドリッパーと一緒に並べられていたり、わりと市民権を得ているイメージです。

 

・ステンレス(メッシュ部) +プラスチック(フレーム部)

・1~4杯用

・ペーパーフィルター不要

 

カリタ コーヒードリッパーとハリオ カフェオールドリッパーで飲み比べ

2つのドリッパーを使って飲み比べをしてみました。同じコーヒー豆で、同じ量を抽出します。

 

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抽出温度も差が出ないよう、お湯を交互に注いでいきました。

 

1.味わいを比較

「カフェオール」の方がスピードが速く抽出されました。

 

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味わいですが、カフェオールの方がすっきりとした印象です。甘みがあり、サードウエーブのコーヒーっぽい感じ。カリタはコク(重み)と苦みがあり、クラシックなコーヒーという印象です。苦味は抽出時間の後半で出てくるので、カリタの方がじっくりと苦みを抽出しきった(カフェオールは苦味の抽出前に切り上げた)といえるかと思います。

 

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そして、今まで単独で飲んでいた時は全く感じなかったのですが、比較してはじめてカリタの方にややザラっとした「雑味」というものがあるように感じました。抽出時間が長すぎるために出てしまったのか、いわゆる「ペーパーの味」なのか、未熟な私にはわかりませんでしたが……。

 

本当にわずかな違和感ですが、比較しなければ気づくことがなかった違いです。

 

2.コーヒーオイルと微粉

ペーパーフィルターではコーヒーの油「コーヒーオイル」(旨みの一つ)を吸い取ってしまいますが、ステンレスフィルターならオイルを吸い取ることなく楽しめる……とamazonのレビューには多数書いてありました。確かに表面にうっすらと浮くわずかな油分を確認しましたが、味の違いとしてはほぼ感じられませんでした。

代わりに(?)飲み終わりの微粉はかなり残っていました。

 

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これがいいという人もいますが、今回は苦すぎて残してしまいました。このため、飲み終わりはカリタの方が逆に心地よかったです。

 

3.お手入れについて

飲み終わった後のお手入れ(洗浄)ですが、カフェオールのフィルター部に張り付いた粉を取るのはやはり面倒です。流水で軽く流して裏からスポンジでゴシゴシ洗いました。

ペーパーフィルターであればポイっと捨てるだけなので、比べてしまうとズボラにはきついものが。唯一最大のネックといってもいいくらい……。

なので、「ちょっと洗うくらい何でもない」と思える場合は手放しでおすすめです。

 

 

ハリオ カフェオールドリッパーのコスト

カフェオールのコストと、ハリオの通常のドリッパー(ペーパーフィルターが必要なタイプ)のコストを比較してみました。

あくまで執筆時のAmazon価格(税込)を基準にしたので変動する可能性もありますが、さほど大幅には変わらないと思うので、目安程度に考えていただけると幸いです。

 

カフェオールのコスト

・ハリオ カフェオールドリッパー02本体…1,055円(永久に変わらず)

 

対して、

 

通常ドリッパー+ペーパーフィルターのコスト

ハリオ V60 01コーヒードリッパー(1~2杯用)本体297円

  +

ハリオ V60用ペーパーフィルター(1~2杯用)100枚入285円(←消耗品)

 

ここから、

 

・ペーパーフィルター2パック購入したとき…かかる費用867円

・ペーパーフィルター3パック購入したとき…かかる費用1,152円

 

100枚入りのペーパーフィルターを3パック(=300杯)買った時点で、ペーパーレスのカフェオールの方が安くなる計算でした。

(1杯当たりの価格= カフェオール3.51円、V60+ペーパーフィルター3.84円)

 

 

私見:逆に、たまに使うからこそ良い

たくさん使えば使うほどカフェオールの元が取れるのは事実ですが、逆に「たまにしか使わないものだからこそ、ペーパー不要がありがたい」面もあります。

 

・たまに使うもののために、ペーパー補充したくない

・たまに使うもののために、紙100枚パックもいらない

・とっさに使う時、ペーパーをどこにやったかわからなくなる(笑)

 

そんな面倒が不要なので、気軽に楽しめますよね。

 

まとめ・こんな人におすすめ

カフェオールは、スタンダードなカリタのドリッパーと比べるとかなり味の違いが感じられました。

コーヒーオイルや微粉も個性を感じますし、今までカリタやメリタのドリッパー、あるいはコーヒーマシンをメインに使っていた人には「こんな味わいもあるのか」と世界を広げてくれることは確かです。

フィルターを用意しなくて済むところもいいですね。

 

ハリオ カフェオールドリッパーはこんな人におすすめ!

カリタやメリタのフィルターを使っている人のサブとして

・コーヒーマシンなどを使っている人の、たまのハンドドリップとして

・お手入れが苦にならない人の、エコ・経済的な選択として

・味わいの世界を広げたい初級~中級者におすすめ!

 

以上、ハリオのカフェオールドリッパーの紹介でした。

お好みのドリッパーで素敵なコーヒーライフを!